日本の美意識を表現する<アルチザン>

2016.05.29

渋谷、銀座に続き3店舗目となる、北館2階の<アルチザン>。コムサメンのショップ内で一部商品を取り扱うこともあったが、独立した<アルチザン>ショップは名古屋地区初登場。

<アルチザン>は、日本の伝統美の追求と西洋との調和をテーマに、コムサデモードの歴史の中で培われてきた服づくりの技で日本の美意識を表現する。

今、注目を集めているもののひとつが、今年、生誕300年を迎え、人気の高まる、江戸後期の天才絵師、伊藤若冲の作品をモチーフにしたコレクションだ。大胆でありながら、緻密に描かれた若冲の絵をモチーフにしたスカジャンやデニム、Tシャツなどを伝統的な技法、素材、そして新しさを取り入れて仕上げている。

 

◆デニムパンツ
程よくビンテージ加工を施したデニムパンツに、若冲の天井画の「牡丹」をモチーフにした箔プリントを京都の職人が一本一本、丁寧に仕上げた逸品。漆に箔のパウダーを加え、モチーフの光沢を強め、若冲の絵を際立たせている。

税込49,680円

◆Tシャツ

夏も快適に過ごせる、肌の上をすべるようななめらかさが魅力の絹100%。吸湿性、発散性に富むTシャツのうえに、若冲の「釣瓶に鶏図(つるべににわとりず)」をインクジェットプリントであしらっている。ほかに、「白象群獣図(はくぞうぐんじゅうず)」、「紫陽花双鶏図(あじさいそうけいず)」のデザインも。

税込28,080円

◆スカジャン
キュプラ平織ならではのさらりとした手触りと吸湿発散性の良さが相まって、着用したときの心地良さは抜群。立体感ある刺繍はムカラ刺繍という、刺繍の上からインクジェットプリントを施す新しい技法を使っている。それゆえに、若冲の鮮やかな色彩を刺繍で再現することと、高周波熱接着によりキュプラというデリケートな生地に刺繍をあしらうという、本来の刺繍では表現できなかったふたつのことも可能にしている。写真は「白象群獣図(はくぞうぐんじゅうず)」がモチーフ。

税込82,080円

琳派400年や伊藤若冲生誕300年などを掲げる展覧会などが続き、日本美術ブームのこの数年だが、<アルチザン>は時流にのった訳ではないと思いたい。若冲の描いた花鳥風月の美しさ、繊細さ、そして奇想のなかに、<アルチザン>の伝統美の追求と西洋との調和という使命や服に対するこだわりと相通じるものを感じたからこそ、若冲をお手本にしたのではないだろうか。

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北館2階 アルチザン

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