こんにちは!松ブロライターのきむにいこと、
喜邑雄一(きむらゆういち)です。
明治時代の日本画家、岡倉天心が創立した日本美術院の
「再興第102回院展」が松坂屋美術館で始まりました。
9月に東京で始まり、来年6月までかけて全国13か所を巡回する院展。
今回の名古屋では、同人と公募した日本画の受賞・入賞作品合計約120点を展示しています。

大作が沢山出品されていて、
なんと、会場が南館7階の松坂屋美術館と、
南館8階のマツザカヤホールの2フロアに渡るビッグスケール。
松坂屋美術館に展示してある作品は、
地元愛知県にゆかりのある方の作品ということで、
金山駅などを描いた作品も展示してありました。

「金山」本地裕輔

はじめは、油絵のようなチューブの「絵具」を使って描くものを
イメージしていたのですが、日本画の表現技法がとても奥深い!
描く対象に合わせて材料や技法を巧みに使い分けていくことができます。
ぼかしたり、濃淡で表したり、毛描きといって髪や眉などを
細い線で描く技法があります。描く対象にあった色彩の絵具を用いて
細い筆で描くので、やわらかくふわっとした趣を出すことができるそうです。
個人的に引き込まれていった画がこちら。

「閻浮堤(えんぶだい)」山口貴士
山口貴士さんの「閻浮堤(えんぶだい)」
飛行機好きというのもあるのですが、
奥行きだったり、迫力だったり、吸い込まれていきそうな感じになりました。
作家の見た物プラス、表現したいものだったり
ただ描くだけではなく、版画であったり紙を貼って見たり
凹凸を出したり。。
そういった背景にあるストーリーや技法を
見ていくのも、楽しみのひとつですね。
迫力ある画や、人物画を見て
頑張ろう!と思ったりもしました。
気の向くまま、感じるまま
ご覧になってみてはいかがですか。
小学生の日本画講座

今回の院展開催を前に、
小学生を対象にした日本画講座も行われました。
愛知県立大学の日本画研究室の協力のもと、
20人の小学生の子どもたちが、日本画の技法で
クリスマスカードを描きました。
インフォメーション
再興 第102回 院展
場所:南館7階 松坂屋美術館(第1会場)
南館8階 マツザカヤホール(第2会場)
11/25(土)→12/3(日)〔会期中無休〕
入場料(税込):一般 700円 / 高・大生 500円 中学生以下無料
・ギャラリートーク
12/3(日)11時~
ゲスト:日本美術院 理事 松村公嗣先生
・出品者による絵画マル秘テクニック講座
11/28(火)、30(木)、12/2(土)各日14時~
ライター紹介
喜邑雄一(きむにい) Kimura Yuichi (演出家)
1979年名古屋生まれ S-DREAMの映像ディレクターとして、
イベント演出や、ミュージックビデオ、企業紹介やテレビCM等の企画制作を担当。
芸能人や大手企業の映像制作・演出も手掛ける。
アイドルユニット「dela(デラ)」の映像・プロモーション担当。
※掲載商品は数に限りがございます。品切れの際はご容赦ください。
※本サイトの2019年9月30日以前の記事における表示価格は8%の消費税率に基づく税込価格です。2019年10月1日以降の当該商品またはサービスの提供につきましては、本体価格に加えて改定後の税率に基づく消費税を頂戴いたします。
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