【SANYO COAT】100年コート
素材、縫製、デザイン三拍子以上の要素を備えた大傑作コート

2018.01.22

【SANYO COAT】100年コート
【SANYO COAT】100年コート

マスターピースとは直訳すると傑作の意。傑作とは最低でも5年、通常10年経っても(その物の評価自体が)廃れない、これぞ名品といえる物を差す、と考える。

今回ご紹介するアイテムはその名も100年コート。そこには10年どころか100年経っても廃れないコート、という思いが込められている。

なぜ100年廃れないと言えるのだろうか―。

このコートを作るのはSANYOだ。同ブランドは1946年に防空暗幕でレインコート第一号を作り上げ、コート専業ブランドとしての歴史を歩み始めた。70年に亘るコート作りで培われたノウハウがこの100年コートには余すことなく注がれている。

時代を問わない存在感

ベースとなるデザインは時代を問わないトレンチやバルマカーン。どちらも100年前にはその原型が存在していた由緒あるコートだ。表地は最高級と言われるエジプト綿=GIZAの高密度先染めのギャバジンを使用。経糸、緯糸、それぞれに最適な撚りを施し、堅牢度に優れた染料で染めた深みのある色が独特の光沢感を放つ。日本ならではの繊細な技術によって織り上げられる素材の仕上げには、撥水加工が施される。耐久性と上質な素材感を兼備した生地だ。

縫製も日本製にこだわっている。青森県七戸町のコート専業の自社工場「サンヨーソーイング」で行われる。コート専業の工場として設立され40年以上の歴史をもつ稀有な存在だ。ここで特徴的なスプリットラグランの袖や立体感のある襟など世界屈指の技術力によってコートは仕立てられる。

その心意気に感動をおぼえる

最高の素材、縫製、デザインが揃ったのだから傑作と言えるだろう。しかし、だからといって100年の耐久があるとは限らないと誰もが思うだろう。が、同ブランドには「100年オーナープラン」なるサービスがある。これは袖や着丈の詰めに加え、袖や裾の擦り切れ補修も対応する。もちろん、その補修の大きさによっては対応できないこともあるかもしれないが、買ってくださったオーナーのために最善を尽くしたい、という心意気に感動するではないか。その安心感を顧客に与えるサポートまで含め、100年コートと名付けたに違いない。

デザインはトレンチとバルマカーンの二種のみだが、モダンなサイズ感の「スタンダード」、ゆとりのある「クラシック」、着慣らした風合いの「エイジド」の3カテゴリーを有す。写真は「スタンダード」のトレンチ。最もオーソドックスなモデルだ。誰にでもおすすめできるマスターピース中のマスターピースと言えよう。ちなみに、私は「クラシック」モデルのロングトレンチ(ベージュ)を購入しようと本気で考えている。数十年着まわした後、同じく愛用のパテック フィリップとともに息子に譲るのが楽しみだ、とこのコートは想像させる。

100年コート
カラー:ブラック・ネイビー・ベージュ
税込96,120円

クラシックモデルはお取り寄せ商品になります。

お問い合わせ

北館3階 三陽山長
052-251-1111(代表)

キーワード

この記事のライター

荻山 尚 / ファッションエディター

1972年生まれ。青山学院大学卒業後、商社に入社した後に編集者に。
レオン副編集長、センス編集長などを務めた後に独立。現在はファッションエディターとして雑誌やWEB、広告などに執筆する。
雑誌GGのファッションディレクターも務める。